ラズパイにSSDを外付けしてSDカードの延命を図りたい。
SDカード延命作戦
ラズパイのブートにはSDカードが必要
ラズパイはSDカードから読み込んでブートするらしい。
フラッシュメモリの書込上限問題
超えてしまうと記憶できなくなり、データが消えたり壊れたりする。
長く使うために
ラズパイを長く使うためには、SDカードの延命が必要か。
そこで、なるべくSDカードにはデータを書き込まないようにしたい。代わりに、外付SSDにデータを書き込むようにする。
SSD化による問題
外付SSD作戦によって生じそうな問題は以下の通り。
SD+SSD必須
ラズパイはSDカードからブートする仕様である。システムデータをSSDに移動しても、SDカードは必要。むしろ、SDカードとSSDの両方がなければ立ち上がらなくなってしまう。
たとえばSSDが壊れた場合、ブートできなくなる。このときはブートデータがあるSDカードの設定ファイルを書き換えて、SDカードだけでブートできるようにする必要がある。そのためのマシンが別途必要になる。
転送速度
ラズパイ3の仕様上、接続はUSB2.0となる。転送速度が遅いかもしれない。と思ったが、SDカード(class 10)と比べると6倍速い。高速化も見込めるか。
デバイス | 転送速度 |
---|---|
SDカード(class10) | 10 MB/s |
USB2.0 | 60 MB/s |
SSD(SATA3.0) | 600 MB/s |
ただ、SSDがSATA3.0だとしたら、本来の転送速度は600MB/s。USB2.0がボトルネックになって1/10の速度しか出せない。どのみちラズパイではUSB2.0が上限。
所感
SDカードの延命、実行速度の改善、というメリットがありそう。 デメリットは消費電力の増加、SSD故障の発生、設定の手間か。
やってみる価値はありそう。