やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

デバイスの転送速度について調べてみた

前回ラズパイのSSD化を考えたとき、デバイスの転送速度を調べたので書き残す。

転送速度

SDカード

Wikipediaによると、SDカードの転送速度は以下の通り。

転送速度 Speed Class UHS Speed Class Video Speed Class
2 MB/s 2 - -
4 MB/s 4 - -
6 MB/s 6 - 6
10 MB/s 10 1 10
30 MB/s - 3 30
60 MB/s - - 60
90 MB/s - - 90

USB

Wikipediaによると、USBの規格とその差は以下の通り。

USB 転送速度(bit) 転送速度(Byte) 最大伝送距離 給電能力(5V) 仕様発行日
1.0 12 Mbit/s 1.5MB/s - - 1996年1月
1.1 12 Mbit/s 1.5MB/s - - 1998年9月
2.0 480 Mbit/s 60.0MB/s 5m 500mA 2000年4月
3.0 5 Gbit/s 625.0MB/s 3m 900mA 2008年11月
3.1 10 Gbit/s 1.25GB/s - 1000mA 2013年8月

SATA

内臓SSD, HDDなどの記憶装置はSATA接続が一般的である。

SATA 最大転送速度 最大伝送距離
1.0 150 MB/s 1m
2.0 300 MB/s 1m
3.0 600 MB/s 1m

wikipediaによると上記の通り。ところでwikipediaにあるUSB3.0の最大転送速度が400MB/sと記載されているが、625MB/sではないのか?こちらには625MB/sとあるが。

eSATA

eSATAは外付用の規格。SATAコネクタの抜き差し50回程度しか耐えられないが、eSATAは50000回らしい。

USB接続ならUSB側で抜き差しすれば問題ないと思われる。 eSATA接続するならUSB3.0接続のほうが汎用性があってよさそう。

M.2

M.2SATA Expressの小型上位版。 PCI Express 3.0、USB 3.0との互換性があるらしい。

比較

SATAUSB3.0

wikipediaによると、SATA3.0よりUSB3.0のほうが速いことになる。

SATAは内臓記憶装置のインタフェースとして主流だと思う。 今まで外付より内臓のほうが速いと思っていたのだが、違ったのか。

記憶装置にUSB3.0でなくSATAを使うのはなぜ?通信の安定性?流通や汎用性?価格? SATAは接続部分の抜き差しが50回程度らしいし、USB3.0より劣っているように見える。

とにかく、内臓SSDでもUSB3.0以上で接続すれば転送速度は最大限生かせそう。

所感

ラズパイ3なら、SDカードよりUSB2.0のほうが6倍高速。

SATASSDUSB2.0接続すると0.1倍の速度になってしまうが、SDカードよりは6倍速い。