災害時に最優先なのは飲料水。なのに確保が難しい。
必要な量
- 一人一日3リットル必要(飲用、けが、体拭き)
- 7日間の備えが必要(救助がくるまで平均5日間)
最小でも一人10リットルは備蓄したい。
一人2リットル×5日分=10リットル
確保する方法
- A. 備蓄
- B. 給水施設
- C. 現地調達
- 集水機
- 浄水
- ろ過
- 蒸留
- 未来ガシェット
A. 備蓄
保存水
商品と価格を調べてみた。(2018-09-08時点)
商品 | 価格 | 円/1本 |
---|---|---|
カムイワッカ麗水【15年保存水】2リットル×12本 | ¥ 5,695 | ¥ 475 |
【10年保存水】ミネラルウォーター「カムイワッカ麗水 2L×6本セット」 | ¥ 2,335 | ¥ 389 |
高すぎる……。
ミネラル・ウォーター
ミネラル・ウォーターなら1本70円ほどで2年もつ。参考
容量 | 保存期間 |
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2リットル | 2年間 |
500ml | 1年間 |
もっとも現実的な方法か。
水道水
水道水は塩素が抜けきる4〜5日間まで保存できる。参考
- 2リットルの空ペットボトルを5本用意する
- 1日おきに1本ずつ順に使う
- 消費したら貯水して最後に配置する
- 2以降をくりかえす
問題が多い。
- これを毎日やるのは非現実的
- ペットボトルを洗うのが難しい
- 毎日ペットボトルから水を使うので手間がかかる
- すでに5日間保存した水なのですぐ飲むべき
費用以上に手間がかかりそう。いつ来るかわからない災害に備えて毎日やるには辛すぎる。
B. 給水施設
私の地域には、災害時の給水施設における情報が見つけられなかった……。東京都水道局なら見つかったが。
- ポリタンクなど入れ物が必要
- 家から給水所まで運ぶ労力(18リットルのタンクを1km往復で運ぶとしたら……)
C. 現地調達
水には微生物と化学物質の2種類のリスクがある。それぞれ消毒とろ過をすることで対策できる。
リスク | 例 | 対策 |
---|---|---|
微生物 | 大腸菌、ピロリ菌、サルモネラ菌、…… | 消毒(沸騰、漂白剤) |
化学物質 | PM2.5、…… | ろ過 |
1. 集水
- 尿
- 水たまり、沼、池、川、海
1-1. 太陽熱蒸留
草など水気を含んだものを太陽熱で温め、蒸発した水分を集める。※
2. ろ過
汚水の場合、まずはろ過する。
3-1. 減菌
漂白剤で菌を殺す。※
- 紫外線A
- 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
漂白剤は1年以内に効果のおよそ半分を失う
成分の確認など、素人が手を出すにはリスクが高そう。
3-2. 煮沸消毒
熱で菌を殺す。
未来ガシェット
集水&ろ過器
Fontus Airo
クラウドファンディングで資金を集めて開発された。大気中から水を集める。
こちらによると2018-08-31時点でまだ製品が支援者に届いていないらしい。
こちらでは2018-09-08時点で、44090円。入荷待ち。高すぎ。開発元は$100で売りたいらしいが未定。