現時点で私が考えた最強。
対象環境
- Raspbierry pi 3 Model B+
- Raspbian stretch 2018-06-27
- Chromium 65
前回まで
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/20/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/21/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/22/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/23/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/24/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/25/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/26/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/27/000000
- http://ytyaru.hatenablog.com/entry/2019/08/28/000000
方法
- 有線LAN接続する
- ファイアウォールを設ける
- パスワード強度をあげる
- 二段階認証を有効にする ※1, ※2
- 生体認証でシステムロックする
- 紛失防止タグで離れたらブザーを鳴らす
- ファイルシステムを暗号化する
- パスワード一括変更スクリプトを作っておく
1. 有線LAN接続する
無線だと電波を傍受されうるので。
2. ファイアウォールを設ける
- 指定以外のネットワークからのアクセスを遮断する
- バックグラウンドでの送信を監視・選別・遮断する
3. パスワード強度をあげる
類推、総当りなどの攻撃に備えて。
4. 二段階認証を有効にする ※1, ※2
通信傍受によるパスワード漏洩に備えて。
5. 紛失防止タグで離れたらブザーを鳴らす
紛失・盗難を水際で防ぐ。位置を追跡する。
6. 生体認証でシステムロックする
盗難されたり触られたとき、アカウント・ハックされるまでの時間稼ぎ。
7. ファイルシステムを暗号化する
盗難されて分解されたとき、データコピーされてアカウント・ハックされるまでの時間稼ぎ。
8. パスワード一括変更スクリプトを作っておく
紛失・盗難され、追跡もできないときに備えて。最悪、デバイスは諦めてもアカウント・ハックは回避する。
おまけ
根源を断ち切ることでリスクをゼロにする。
- すべてを疑う
- 残酷な現実を直視する
- 諦めの境地を悟る
1. すべてを疑う
人は嫌なことから目をそらすようにできている無能な存在だ。
正常性バイアスが生じ、「自分は大丈夫」などと楽観してしまう。
危険なものに対して、猿の浅知恵でほどこした対策をもって「安全」などと大げさに銘打ち、自己暗示をかける。
そうしないとあまりに無数の不安や恐怖がありすぎて、疲弊し生きていられない。脳の処理にも限界があるのだろう。
だが、対処しきれないほどの危険があることこそが事実であり現実である。目をそらして後で痛い目を見るのは未来の自分や、将来の子孫たちだ。それでも目をそらしてしまうようにできているというなら、自分自身を含む人間すべてを疑うべきなのは確定的に明らか。
2. 残酷な現実を直視する
忘却
- 人はミスをする
- 人は忘れる
上記の真理から、以下のような悲劇が起こる。
- 私は自分のパスワードを忘れる
- 私はパスワードをメモしたことを忘れる
- 私はパスワードを書いたメモを失くす
すべての努力は「老化」の2文字によって水泡に帰す定めである。
これは自分だけでなくサービス提供側を含むすべての他者もまた同じである。「対価を支払っているのだから、やってくれて当然」などという上辺の理屈では現実に対処できない。
「相手には義務や責任がある」などという責任論では解決しない。「やる気が足りない」などという精神論でも解決しない。
もっと根本的な話、「それが人間の限界」なのだ。
素直に限界を認めればいい。一体、これほど無能な人間ごときにどこまで期待しているのか。人が無能であることを知らない無知さが、ありもしない幻想を抱かせ期待となる。己の愚かささえ忘れた人間にはもはや手の施しようがない。
対策などない。ただ失うことを受容することだけが、人にできることだ。自分自身が問題なのだから、自分が消えれば解決する。失うことを受け入れよ。己の死を受け入れよ。さすれば万事解決せん。
破損
- 形あるものはいずれ壊れる
上記の真理から、以下のような悲劇が起こる。
- OSアップデートしたらシステム破損した
- 経年劣化で記憶装置が壊れた
- うっかり落として壊した
- 猫に蹴落とされて壊れた
- 天災(地震・台風・洪水・落雷など)で破損した
そしてアカウント情報を失うかもしれない。かわいいニャンコすら憎むくらいなら、いっそ壊れたほうがいい。そう、逆転の発想だ。アカウントなんてなくていい。広い視野で価値観を改めることで、問題は問題でなくなる。もう何も怖くない!
略奪
- 生物は他者から奪うことでしか生きられない
上記の真理から、以下のような悲劇が起こる。
- 人は人から奪い盗る
パスワード、シークレット、アカウント、個人情報、電子マネー、社会的身分、立場、信用……。
人との接触が略奪を生む。ソーシャルエンジニアリングのリスクが生じる。ならば人との接触を最小限にすべき。
近しい人ほど油断する。あらゆる人間との接触を避け、ぼっちの求道者たらんとする。パスワード強度より、人間強度を高める。一人こそ究極。もうサービスなんて利用しない! 全部自分でやるんだ!
3. 諦めの境地に至る
- 私は老化する
- 物は壊れる
- 人は生ある限り奪い合う
こんな絶望的な状況下で死力を尽くすもアカウント・ハックの憂き目にあったならば、「運が悪かった」と諦めるしかない。全力でやらねば諦められない。全力も出せないなら、どうにか妥協し、折り合いをつける他ない。やり方は様々だ。しかし人それぞれ紆余曲折あれど、すべては諦めへと収束する。終わりよければ全てよし? 否。全て終わるからこそどうでもよし。終わりこそが救いである。
さあ、諦めましょう。すべてを受け入れるのです。