電子はマイナスからプラスへ向かうんでしょ? プラス側に残るんだよね? 消えないの? 電池は切れるよね? 電池が切れるってどゆこと? 直列回路で永久機関できないの?
電子は消えない?
- 電子はマイナスからプラスへ向かう
この一文を見て、こう思ったことはないだろうか。
「電子ってば消えずに残るのかー。そうなのかー。じゃあ電子を気合いでマイナスに押し込めば永久に使えるよね? だって消えないんでしょ?」
勝手に電子が残ると決めつけているが、この疑問は「電池が切れるってどーゆーこと?」とも言いかえられる。
直列回路で永久機関にならないの?
さらにこの妄想をロマン回路に組み込めば、永久機関への渇望へと早変わり。
「電子を気合いでプラスからマイナスに押し込めば永久に使えるんじゃね?」
気合の部分は電池自身ではないので永久機関とは言わないが、いずれにせよ電子が消えないなら無限に電池を使えそうな気がしてしまう。電池捨てなくて済む? みたいなセコい妄想が膨らむ。
電子は化学反応によって生じている
しかし、この馬鹿げた妄想は前回の参考先を見れば、こっぱみじんに打ち砕かれる。
以下抜粋。
●電池で電気が起こるしくみ 1. まず希硫酸(電解液)に、銅板(プラス極)と亜鉛板(マイナス極)をいれます。すると亜鉛板から亜鉛イオンが電子を残して溶け出します。 2. 亜鉛板に残された電子は、導線を伝って銅板へ移動します。こうした電子の移動によって電流が発生し電気が起きているのです。 3. 銅板へ移動した電子は希硫酸中の水素イオンとくっついて水素ガスになるので銅板は亜鉛板よりも電子が増えることがありません。また、電池から流れる電気には、光・音・力・熱・情報の5つの働きを作り出す力があります。それぞれの機器に電気が流れることで、動かすことができます。
電子は水素ガスになって霧散する
電子はマイナスから出てプラスへ至ると水素ガスとなり大気中に霧散。天に召される。電子は電池の外に出てしまうため電池を永久に使うことはできない。これが「電池が切れる」ということである。
で、合ってる? へーなるほど。
結論
- Q: なぜ直列回路で永久機関にならないの?
- A: ボルタの電池において電子はマイナスから出てプラスへ至ると水素ガスとなり大気中に霧散するから
所感
ついに電子の具体的な流れがわかった。
そうそう、こーゆー実体や全体像をまず知りたいわけよ。「電流=電気の流れ」みたいなふんわりした説明じゃわからんのよ。ここに行き着くまで長かった。
たぶん果物電池みたいな実験をやってみたらさらに理解が深まりそう。
まあ、そしたら次はさらなる疑問が出てくるわけだが、今回わかったことで誤魔化すことができる。
充電池、バッテリー、AC電源は?
マンガン電池は? アルカリ電池は? 充電池は? 車のバッテリーは? AC電源は? どうやって電子出してんの?
ひとつひとつ調べるのは大変だから、今回わかった「化学反応により電子を出している」ということにしておけばいいか。たぶん車の「バッテリーが弱る」みたいなのも内部の化学反応を起こす物質がなくなるとか劣化するとかじゃないの?
充電池だって使用回数あるし、何かが劣化するんじゃね?
AC電源は、変電所がうまいことやってんだろ。
そんな感じでわかったつもりになっておこう。
どうせ永久機関なんてエネルギー保存の法則により作れないんだろうし。
私には理解できないけども。
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バカ日記が増えていく……まずい。
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