やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

公平・公正な世界にするためには

 自分のことは自分でやる。他人とは関わらない。この2つを同時に満たせば公平・公正になる。

差別をなくすにはどうしたらいい?

 ムリ。人は生きているかぎり差別しつづけるクズである。

 なので妥協案として、せめて公平・公正であってほしい。差別をする自由はあるけど、その分だけペナルティを喰らうとか。

平等はムリ

 みんな等しくなることはありえない。

 たとえば私の顔がある日突然、福山雅治になることはない。おいおいなんで俺の顔こんなブッサイクなんだよ不平等だ! みんな同じ顔にしろ! と思うが、なるわけがない。なったら気持ち悪い。あ、俺の顔のほうがキモかったわ。とにかく皆同じになることなんてありえない。皆ちがう。それが現実。

 成形したって元の顔は変わらない。ただ目をそらしているだけ。心持ちも変わるし人生だって変わるかもしれない。でも元の顔は変わらない。みんな同じ顔にはならない。むしろ成形してイケメンになってみんなと差別化することで幸せになりたい。ほらね差別しちゃう。なんなら平等なんて求めてないまである。

同着一位

 たとえ運動会でみんな同着一位になっても平等じゃない。運動能力に違いがある事実はどうしても偽れない。ヤラセで同着にさせたところで子供にそれを強いる大人という不平等がみえてしまう。子供が大人にさからえないなんて不平等だ!

 どうやったって平等な世界なんか実現しない。一次元高い世界から見下ろせば平等にみえるだけで、すでに高い所と低い所という不平等ができてしまう。できることは不都合なところに目をつぶることだけ。見るところと見ないところがあるなんて不平等だ!

時間

 よく「時間は平等」という。たしかに時間の経過は不平等な人体に依存しない。けれど寿命は人それぞれ違う。また、生まれた家によって時間の過し方がかわる。貧乏人なら労働ざんまい。金持ちなら勉強できて遊べる。時間の経過は平等であっても、その内容は不平等きわまりない。時間の流れが平等だからどうしたって話。それで平等と騙られてもね。

 ボク「山田くんちは買ってくれたよ!」
 ママ「よそはよそ。うちはうちです!」

 みたいな会話は必ず繰り広げられるであろう。まさに不平等のきわみ。なにが時間は平等だ。山田くんの時間と俺の時間はこんなにも違うじゃねーか。不平等だ!

不平等は人と比べることで生じる

 人と比べてしまうから不平等になる。誰とも比べなければ平等・不平等なんてない。

 たとえば福山雅治の顔なんて知らなければ、私は自分のブサイクっぷりを自覚することもなく幸せに生きることができたんだ! どうしてくれる! 知らずに生きる権利を主張する!

 こうして人を憎むことで不快な時間をすごす不幸が生まれてしまう。自分の認識次第だと説教じみたことを諭されて暗に「お前が悪い」と言われる苦痛も生まれてしまう。自分でも一理あると思い「俺がブサイクな自分を褒められないのが悪いんだ」となにからなにまで自己否定せずにはいられなくなってしまう。ただでさえ顔が悪いのに、認識の仕方が悪いとか性格が悪いとか頭まで悪いみたいに言われちゃあ救いようがない。かくして人と比べることでどこまでも不幸が生まれる。

人と関わる=不幸になる

 決してブサイク=不幸になる、とは結論づけない。なぜなら救いようもないほどに正しいからだ。たのむからその正解を破壊させてくれ。間違っているとわかっていても、やらなければならない戦いがあるんだ。ブサイクが自ら活路をみいだそうってんだ。邪魔すんな。

 そうだよ。人と関わるから不幸になるんだ。イケメンになったらイージーモードになるなんてきっとウソだよ。だから俺の顔がブサイクでもなんら問題ないんだ! 俺は悪くない。俺の顔だって悪くないんだ! よくみたらチャーミングだって!

 ……ムリがある。自己暗示かけられない。認識をごまかしたところで毎朝リセットされる。なにせ鏡はどこまでも公平・公正に事実だけを映し出す。ブサイクはブサイクだろ。誰だってイケメンのほうがいいに決まってんだろ。不平等であたりまえだろ。

 ああダメだ。平等にはできない。こうなったら公平・公正な社会をめざすしかない。

公平・公正

イケメン税

 イケメンはそれだけで得している。なので得した分を社会に還元すべき。イケメンにはイケメン税を払ってもらう。これにより非モテのブサイクは経済的に援助を受ける。それでたとえばアイドルのグッズを買って自分をなぐさめるのだ。

等級 通称 概要
1級ブサイク 公害級 差別されて当然なレベル。
2級ブサイク 劣等級 近づきたくないレベル。
3級ブサイク モブ級 わりといるブサイク。我慢して付き合えるレベル。

 三重に惨め。

  1. 国にブサイク認定される
  2. イケメンに施しを受けるという屈辱
  3. アイドルという虚構にゆだねてごまかす虚しさ

 3つ目は大丈夫か。自分で納得できて幸せな人たちだっているんだし。

 ブサイクにカネを渡せば生産的だ。なにせイケメンのように身だしなみやかっこつけに浪費をしない。自分の趣味や仕事しかやることがないから働いてくれる。もしイケメンにカネを渡してしまえば女に貢ぎまくるだろう。おのれ許せん。こっちに回せ。

 ブサイクはただブサイクというだけで落ちる。たとえ公平・公正であっても、ブサイクには天誅がくだる。ブサイクこそが公平・公正な存在だったと気付く。

 よし、みんなブサイクにしよう。

ブサイク遺伝子操作

 すべて国民は出生時、ブサイクになる遺伝子操作を受ける義務を有する。

 これは公平・公正な社会をつくるためなんです。仕方ないんです。

 あれ、世界平和になっちゃうんじゃない?

 結論をいおう。

差別をなくすにはどうしたらいい?

 みんな同じブサイク顔にする。

 想像してみるといい。もしみんな同じ顔だったらどうだ? 自分と同じ顔だったら、きっと悪く思えない。なにせ人間は他人にきびしく自分にやさしい。自分とおなじ顔をもつ相手なら、きっとやさしい気持ちになって差別なんてしなくなるだろう。どれだけブサイクであっても比較対象がおなじ顔しかないのだから差別のしようがない。

 ガキ1「やーい、お前の母ちゃんデーベソー」
 ガキ2「お前の母ちゃんもやぞ」

 ガキ3「ぶっさ。コミュぬけるわ」
 ガキ4「鏡見ろ」

 こんな悪口がうまれるのは、人がちがう顔をしているからだ。いかんな。差別をなくすためにおなじ顔にすべきだ。きっと次のような会話になるに違いない。

 ガキ1「お前のほくろ、チャーミングじゃん」
 ガキ2「お前の10円ハゲこそ、イケてるって」

 ガキ3「あれ、なんかいい匂いすんぞ?」
 ガキ4「お前の体臭だろ。セクシーか」

 なんて平和な世界だ。よし、皆おなじ顔にしよう。そうしよう。

公平・公正な世界にするためにはどうしたらいい?

 みんな同じブサイク顔にする。

 公の場にいるすべての人々は同じ平ら顔である。まさに公平。なんなら名前も公平でいいよ。公平A、B、Cみたいに呼び分ける。なんて公平なんだ。すばらしい。世界は公平でみちている。

 しかし同じ顔に遺伝子操作するには技術的にも時間がかかるだろう。倫理が追いつくまでにさらに時間がかかるに違いない。そこで今できる妥協案を考えた。

 変顔だ。これなら今すぐできる。

 これからは変顔が平和の象徴になるだろう。HENTAIよりもHENGAOが流行る国になるべきだ。

 ひとあし先にインスタグラムとかで自分のブサイク顔をUPするといい。今日の変顔コーナーで毎日UPする。星占い的なノリで。きっと平和の使者としてチヤホヤしてもらえる。もしそれで「よくそんな顔を出したな。勇気あるわ〜」とか煽られたら、それが世界の答えだ。まだまだ公平・公正な世界平和には程遠い。インターネットすべてをブサイク顔で埋め尽くして少しずつ平和に近づけるしかない。これでヒーローだ。

ムリ

 ごめん結局おれチヤホヤされて特別扱いしてほしくてヒーローという特別になりたいんだわ。平等や公平・公正になんてなられちゃ困るんだわ。俺にやられるモブ役がいないと困るんだわ。

 なんて差別主義なんだ。俺TUEEEとか差別の極みだろ。

 そう思うすべての人間を消すしかない。承認欲求おばけの我らにははムリです。

 やはり人間はうんぬん

公平・公正な世界にするためには

 ひとりでいたほうが平和でいい。

 平等・公平・公正・なんて気にしなくていいし。

 他人同士でかかわるから争いが起きて不幸になる。

 ボッチ最高。

 さよなら社会。