やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

7回接種できる注射器を容認した

 それって注射器を使い回すってこと? 違うよね? 恐いので調べた。

概要

 2021-03-09、宇治徳洲会病院がインスリン用注射器を使えば、ファイザー製コロナワクチン1瓶から7回接種分を採取できると発表した。田村憲久厚生労働相は「否定しない」と述べた。河野規制改革相は、7回接種可能な注射器の調達を検討する方針を示した。

経緯

  • 政府は当初、1瓶あたり6回の接種を予定していた
  • しかし政府が確保した注射器だと、1瓶あたり5回に減ってしまうことが判明した
  • 今回、インスリン用注射器を使えば、1瓶あたり7回接種できると判明した

インスリン用注射器の問題点

 針が短い。同コロナワクチンは筋肉に注射するものである。そのため長い針が必要。7回接種できるインスリン用注射器の針は短いため、人によっては筋肉まで届かない。

対策

 注射する前にエコー検査する。届くならインスリン用注射器を使う。85%の人が届くというデータもあるらしい。

対策の問題

  • エコー検査の費用はだれが負担するのか
  • 政府としては対応を現場に丸投げする姿勢である
  • 専門家には正しく筋肉注射できるのか疑問もあるようだ

そもそも接種はどうやるの?

  1. ファイザー製ワクチンは1回0.3ミリリットル接種する
  2. 生理食塩水を加えて、2.25ミリリットルに希釈する
  3. 1回分の量を吸い出して筋肉注射する

 通常の注射器では5回分のみ。先端に液体が残ってしまうため。その分は捨てることになる。

 インスリン用注射器は液体がほとんど残らない構造になっているため、7回分接種できる。

 ファイザー製ワクチンは、1つの容器に生理食塩水を加えて、2.25ミリリットルに希釈したうえで、注射器で1回分の量を吸い出して筋肉注射を行うことになっています。

注射器の使い回しについて

 どのメディアにも言及していなかった。

 注射器をアルコール消毒して使い回す。まさか、そんなことはしないよね? そう思いたいが、書いていない。「注射器は1人あたり1回のみで使い捨てる」とは一言も書いていない。「注射器は何人かに使い回す」とも書いていない。書いてない以上、どちらともいえない。

 私は現場の実態を知らないが、使いまわしたら感染症になると思っている。B型肝炎エイズなど、実際に注射器の使い回しで感染した過去がある。実際はどうなのだろう。ノルマがあって、そのために注射器が足りないからこっそり使い回したりするのでは? または故意でなくとも忙しくてウッカリミスということもありえそう。特にコロナワクチンは人数が多いだろうから。

 書いていない事実から「都合の悪いことは言わない」手口ではないかと疑ってしまう。

 政府は対応を現場に丸投げしている。明言せず、現場にまかせるということは、きっと暗にノルマなどを課して、現場は数をこなすため、どんな手段を用いてもやらざるを得ない状況になるのでは? そして薬害事件が起こったとき、お互いが相手のせいだと責任転嫁しあういつものパターンになりそう。泣きをみるのは被害者。訴えても国家権力に潰されるだけ。

B型肝炎と同じパターンになってしまうのでは?

 B型肝炎のときは注射器の消毒や交換に関する国の指導が一切なかったという。医療現場により対応がばらばらだったのだろうか。

 私は今の医療現場の実態を知らない。ただ、国の強硬姿勢や、数々の失敗、医療崩壊している現実、情報統制する悪辣さをみるに、まちがいなく事故が起こるだろう。まあ、もうすでに死亡や重篤アナフィラキシーなどの有害事象が起きているのだが。おそらくワクチン以外にも、他の感染症や医療事故が増えるのではないだろうか。対象者は全世界の人類だと考えると、母数が大きい。当然、事故の件数も増える。

 B型肝炎のときより、情報共有は速いはず。だが、コロナは世界中で蔓延しており、変異株まである。感染者は多く、死に至るまでも速い。そして権力者は情報を隠蔽したがる。これらの要因から、被害が拡大してしまうであろうと思えてしまう。

テキトーすぎない?

 注射器を発注したあとで残念な事実がいくつも発覚している。たとえば誤発注で注射器自体の数が足りないとか、1回あたりの接種回数が減ってしまうとか。あまりにもずさん。それくらいは発注前にわかるはずでは? 何も考えずに発注したのだろうか。

 今になって、なんとか数を間に合わせようと時期を遅らせたり、1回接種で済むワクチンに切り替えようとしたり、注射器を変えようとしたりしている。このドタバタ劇をみるに、かなり杜撰で恐い。もはや実験にすらなっていない。実験の準備すら、今やりながら整えている感じ。

 今後もワクチンの動向を注視したい。

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