PythonでTinyDBを使ってみた

SQLite3とdatasetよりもjsonとの親和性が高い。

成果物

Python.TinyDB.Hello.201706191414

インストール

(webapi) $ pip install tinydb
Collecting tinydb
  Downloading tinydb-3.3.0.tar.gz
Installing collected packages: tinydb
  Running setup.py install for tinydb ... done
Successfully installed tinydb-3.3.0

あっさりできた。

参考

• http://tinydb.readthedocs.io/en/latest/
• Pythonでmongoやjsonの代わりにtinydbを使う - あれもPython,これもPython

HelloWorld

$ python hello.py 
[{'name': '山田', 'created': '2017-06-19 14:23:01.104576'}]

hello.py

import tinydb
import datetime
db = tinydb.TinyDB('human.json')
table = db.table('Human')
table.insert({'name': '山田', 'created': '{0:%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f}'.format(datetime.datetime.now())})
#db.purge_tables()

human.json

{"_default": {}, "Human": {"1": {"name": "\u5c71\u7530", "created": "2017-06-19 14:23:01.104576"}}}

このファイル形式は残念。悪い所を集めたかのような形式。

• ファイルサイズが大きい
  • プレーンテキストである
  • 圧縮されるわけでもない
  • カラム名がレコードごとに付与される
  • RDBMSでいうIDに該当するようなものがある
• テキストエディタで編集できるわけでもない
  • テキストがUnicode値

おそらく文字コード絡みの不具合をなくすためなのだろうが…。ファイルサイズやアクセス速度的に考えて、SQLite3よりもさらに小規模なものにしか使えない。

短所

http://tinydb.readthedocs.io/en/latest/intro.html#why-use-tinydb

• ファイルサイズが大きい
• Unicode文字列がプレーンテキストで編集できない
• 制約が使えない
  • unique, check, default, not null, 外部キー制約
• 検索の手順が面倒

長所

SQLite3やdatasetで不満だった正規表現検索ができる。

• 正規表現が使える
• any, allが使える

• 否定(NOT)、論理和(OR)、論理積(AND)が使える

• http://tinydb.readthedocs.io/en/latest/usage.html

所感

SQLite3の代わりにするのは難しそう。より小規模で使う分には候補になるが、それならjsonファイルで十分な気がする。使いどころがわからない。