ラズパイでChromiumのキャッシュをRAMディスクにする
SDカードやSSDの劣化を最小限にするために。
手順
1. /etc/fstab
ファイルを開く
sudo leafpad /etc/fstab
sudo
を付けないと保存できない。エディタは何でも良い。CUIではnano
, vi
, ed
がある。
vimだとなぜかクリップボードコピーできなかった。sudo
つけると何か違うのか?
2. 設定を書く
tmpfs /home/pi/.cache/chromium/Default/ tmpfs defaults,size=768m,noatime,mode=1777 0 0
- サイズ上限は
768MB
。物理メモリは1GBなのでそれ以下にする
ついでに
他にも以下のように設定してある。
proc /proc proc defaults 0 0 /dev/mmcblk0p1 /boot vfat defaults 0 2 /dev/mmcblk0p2 / ext4 defaults,noatime 0 1 # 一時フォルダをRAMディスクにマウント tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=500m,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,size=16m,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /var/log tmpfs defaults,size=32m,noatime,mode=0755 0 0 tmpfs /home/pi/.cache/chromium/Default/ tmpfs defaults,size=768m,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /home/pi/.cache/lxsession/LXDE-pi tmpfs defaults,size=1m,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /home/pi/.cache/mozilla/firefox/ tmpfs defaults,size=512m,noatime,mode=1777 0 0
合計で1GBを超えているが、あくまで上限値なので、うまいことやってくれるっぽい。
再起動
再起動すると反映される。
$ reboot
開発環境
- Raspberry Pi 3 Model B
背景
Raspberry Pi はSDカードからOSを読込んで起動する。
だが、HDDに比べてSDカードやSSDなどのフラッシュメモリは物理的な性質上、書込するうちに劣化し、使えなくなりやすい。
そこで、フラッシュメモリではなくメインメモリに保存することで劣化を防ぐ。RAMディスクを作ることで可能。RAMディスクはメインメモリ(RAM)をディスク(HDD)のようにしてファイル保存できるようにしたもの。メインメモリなので電源を消すとデータが消える。一時ファイルなどを保存させるだけなら問題ない。