文章を変更したときに使う要素。
要素一覧
要素 | 概要 |
---|---|
<s> |
すでに正しくないテキスト |
del |
削除済みテキスト |
ins |
挿入済みテキスト |
不正確なテキスト
<s>
は不正確なテキストをあらわす。
s要素は正確ではないか、もはや関連しないコンテンツを表す。
いや、不正確で無関係なコンテンツなんて消せよ。最初から書くなよ。
どうやら以下のように煽るときに使うらしい。
<p>世界一おいしいクリームパン <s>420円</s>298円</p>
世界一おいしいクリームパン 420円298円
不正確で無関係なものを、あえて表示する理由はなにか。それは詐欺である。読者を騙し、惑わそうとする邪な思惑があるということだ。上記の例でいうと、あえて高額な値段を最初にみせつけることで、最終的な値段が、さも安いかのように見せかけてお得感を捏造し、購入させようという企みである。
いや、邪魔だよ。シンプルに最終的な価格だけ表示しろや。うっとおしんだよ、その演出。
あるいは、昔書いた記事をメンテしていて、すでに現在と部分的にちがうときに使うのかもしれない。たとえば企業名が変わったとか。でも、それは文書の最初に「xxxx年に企業名が変わりました。○○を△△と読み替えてください」みたいに書いたほうが早くないか? あるいは、昔の名前をすべて新しい名前に書き換えるべきでは?
あえて不正確で無関係なテキストを書き残しておく意味がわからない。読者にとって迷惑でしかない。端的かつ明瞭に事実だけを伝えるのが最善の情報伝達であろうに。やはり<s>
タグを使うということは、いかがわしい思惑があるのだろう。なんてエッチなタグなんだ。使ってはいけない。
<s></s>
テキストの訂正
以前書いた部分を訂正したいときがある。
私は<del>すごい</del><ins>ただの</ins>人間だ。
- 私は
すごいただの人間だ。
<s>
と<del>
は用途が違うらしい。紛らわしい。というか、訂正すべき内容なら書くなよ。消せよ。おなじ理由で<s>
,<del>
,<ins>
は使うべきではないと思う。
削除
私は<del>すごい</del>人間だ。
- 私は
すごい人間だ。
del要素は、文書からの削除を表す。
追加
私は<ins>ただの</ins>人間だ。
- 私はただの人間だ。
ins要素は、文書への追加を表す。
cite, datetime属性
ins
, del
にはそれぞれ以下の属性が使える。
属性 | 用途 |
---|---|
cite |
変更理由を説明する文書URL |
datetime |
変更日時 |
所感
リビジョン管理ならGitでやればいい。あえてHTMLで訂正する意味がない。ちゃんと完成させたものを書くべきでは? それでもあえて訂正をみせたい場面もある? 校正された結果をみせるとか? それをHTML形式でやりとりしたがる場面ってあるのだろうか。よくわからない。ふつうにGitHubでプルリク出して修正案を提示したほうが早くない?
個人ブログとかなら、こっそり修正しちゃえばいいのでは?
いつ使うの? いらんでしょ! とにかく訂正タグがあるってことだけ把握していればいいんじゃない?
対象環境
- Raspbierry pi 4 Model B
- Raspberry Pi OS buster 10.0 2020-08-20 ※
- bash 5.0.3(1)-release
$ uname -a Linux raspberrypi 5.10.63-v7l+ #1496 SMP Wed Dec 1 15:58:56 GMT 2021 armv7l GNU/Linux