やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

用言の未然形について調べた

 難しい。

情報源

未然形の末尾

末尾 意味
否定
意志・推量
ない 否定(現代口語)
れる/られる 受け身
せる/させる 使役

 wikipediaをみて末尾を抽出してみた。

 表にはないが、末尾がも否定では? 書かん知らんとか。これはくだけた口語体だから別枠なのかな? 他にもがある。知らぬとか退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!とか。これは文語体? 古いから使わない?

 どうも網羅できていない気がする。

 書くの未然形は書かだったので、これに末尾をつけてみる。

末尾 意味 書か
否定 書かず
意志・推量 書かむ
ない 否定(現代口語) 書かない
れる/られる 受け身 書かれる/書かられる
せる/させる 使役 書かせる/書かさせる

 書かむはおかしい。動詞の未然形でをつけることで意志・推量をあらわす語ってどんなの? 痛む悲しむとか? それらは元が痛い,悲しいという形容詞だけど、をつけると形容動詞になるっってこと? 動詞にははつけない? わからん。

 れる/られる,せる/させるは、語によってどっちを使っていいか判断すべき。だが、どうやって判断すればいいのか……。

 確実なのは否定。

れる/られる

 ずっと思っていたのだが、「食べられる」はどういう意味なのか文脈によって変わる。

形式 意味
受け身 他から動作を受ける 天敵に食べられる
可能 できる 固くても食べられる
自発 自然とそうなる 苦労が忍ばれる
尊敬 相手を敬う 先生が来られる

 同じ形式なのに意味が違う。非常にわかりにくい。

抜き言葉

 ☓食べれる、○食べられる

 言葉は時代の流れでかわる。一般的になってしまえばそれが「正しい」ことになってしまう。間違ったものが伝わって使われ、今ではそれが正しい意味になってしまっているものも多いらしい。正しさとは一体……。

 でもなんとなく食べられるは受け身で、食べれるは可能という感じがする。正しくはどちらも食べられると表現するようだが。「食べることができる」のように「〜ことができる」と書くほうが正確に伝わる。だが、長くて面倒なので「食べれる」と言いたい書きたい。「食べれる」で受け身と解釈することはたぶんない。でも「食べられる」だと受け身かもしれない。

 可能を表す短い表現としてラ抜き言葉を使うのはダメなのだろうか。

意味 表現
受け身 食べられる
可能 食べれる

崩壊する日本語

 時短とかいうくらいだから字短してもいいんじゃない? 平成をHと略して書いたりしてるやん。和暦なんて自国の文化を重んじているかと思いきや、アルファベット併用とか何なの? まったくけしからん。軟弱な西洋かぶれめ。漢字を使えよ日本人だろにしろヘイ! それができないなら西暦でいいわ。無駄を創って得するのは公人のみ。存在が無駄。

 他にも「キムタク」「チョベリバ」「ヤバイ」などがある。何でも略すかと思いきや、「激怒」で済むのに「激おこプンプン丸」とか、「合意」で済むのに「コンセンサス」などとわざわざカタカナ英語を使っちゃうのがイタイ。とてもイタイ。恥ずかしい。かっこ悪い。無様。中二病。「都民ファースト」とか「都民第一」でいい。自国語すら大事にできないヤツにそんなこと言われても説得力ゼロ。美しい国クールジャパンとか草すぎて糞。

 公の場で大の大人が平然と言っているあたりが救えない。もう日本語なんて壊滅してる。目立てばいいとか利益優先で、言葉はそのための道具。日本語からルー語へと標準語が移り変わってしまった現代において、「正しい日本語」とやらが何なのか、正直わからない。言葉は悪くない。頭が悪い。使っている人間が悪い。正すべきは人間。でも悪くない人間など、もう人間ではないのだろう。

 そもそも忖度社会の中では日本語なんて使われていない。空気とかいう肉体言語が母国語。説明できない・しない己の無能さや責任を相手に押し付けて「空気読め」と脅迫する。もはや会話ですらならない。暴力。力による支配。日本人は言語能力が衰退しきった列島劣等民族サルヤ人になりさがった。お上に媚びへつらう意志薄弱脳筋しかない。いや、筋肉すらない。ラ抜きというよりマ抜けでフ抜けでテ抜きなタ抜き。シ抜きで生きろ。

れる/られるのどっちを使うかをどう判定すればいい?

活用
れる 五段活用、サ行変格活用の動詞「する」に付く 走れる,押される,愛される
られる 上一段・下一段活用、カ行変格活用の動詞に付く 見られる,食べられる,来られる

 MeCabCSVを見てみた。8列目がそれっぽい。

Verb.utf.csv

走る,772,772,6731,動詞,自立,*,*,五段・ラ行,基本形,走る,ハシル,ハシル
押す,731,731,6527,動詞,自立,*,*,五段・サ行,基本形,押す,オス,オス
愛する,583,583,6141,動詞,自立,*,*,サ変・−スル,基本形,愛する,アイスル,アイスル
見る,619,619,7001,動詞,自立,*,*,一段,基本形,見る,ミル,ミル
食べる,619,619,7169,動詞,自立,*,*,一段,基本形,食べる,タベル,タベル
来る,573,573,6064,動詞,自立,*,*,カ変・来ル,基本形,来る,クル,クル

 Pythonコードでは以下のような感じか。

if '五段' in row[8] or 'サ変' in row[8]: return 'れる'
if '一段' in row[8] or 'カ変' in row[8]: return 'られる'
  • row[9]未然形未然レル接続未然特殊の3種類?
    • 未然*接続
    • ^未然(.+)接続$とし、\1をひらがなにしてrow[0]の末尾につければいい。

所感

 言語学とか難しすぎる。義務教育レベルすらわからん。日本語が難しい。「むつかしい」のか「むずかしい」のかさえ難しい。

 とりあえず主語をなくして「俺は悪くない」的なニュアンスでしゃべっていれば日本に馴染める。何段活用とかでなく、空気がどれだけ読めるかで何段の黒帯かが決まる。活用するのではなく、活用される側にすぎない。主語が有耶無耶にできるせいですべて逆転できてしまう黒魔術。ニポンゴこわい。

対象環境

$ uname -a
Linux raspberrypi 4.19.42-v7+ #1218 SMP Tue May 14 00:48:17 BST 2019 armv7l GNU/Linux