やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

音名の表記方法について調べ検討した

どんな表記があるのか。どう表記すると見やすく短く書けるか。検討する。

参考

MMLを参考に、短く見やすい表記について考えてみる。

MMLで音色

http://d.hatena.ne.jp/korinchan/20071021/p1

音色作りはどうやって表現したらいいのか不明。とりあえず放置。

算出

MIDI(SMF)→MML変換ツール「PetiteMM」の紹介・アルゴリズム - ごちゃログぴこっ

MML,MIDIの規格についてまだ何も知らないが。

表記

全体

項目
Scale Major
Key C
根音の高さ 4(-1〜9)
拍子 4/4
SwMw(S=強,w=弱,M=中(強),m=中(強),-=休符)

音名

スケール・ディグリー ローマ数字 音名(英) 音名(伊) 音名(日)
1 C Do(ド)
2 D Re(レ)
3 E Mi(ミ)
4 F Fa(ファ)
5 G Sol(ソ)
6 A La(ラ)
7 B Si(シ)

スケールがC Majorの場合。

音名の表記

スケール・ディグリー 音名
1 C
2 D
3 E
4 F
5 G
6 A
7 B
  • スケールのキーを1度とする

スケールがC Majorの場合。

半角1文字で表現できる文字を採用。

変化記号

相対値 絶対値
1 C4
1+ C#4
1- B3
7 B4
7+1 C5
8 C5
  • +で半音上げる
  • -で半音下げる

小節

スケールディグリーで表記。

1 2 3 4

絶対値でいうと以下になる。

C4 D4 E4 F4

音の長さが表現できない。C44は音の高さ(-1〜9)。4分音符の意味ではない。

MML

C4 D4 E4 F4

C44は音の長さ(4分音符)である。音の高さではない。

音の高さは根音の高さ=4で設定する。また、<,>でオクターブ増減できる。

Scale, Key, KeyPitch

スケールディグリー表記

Scale=Major
Key=C
KeyPitch=4
Ⅰ4 Ⅱ4 Ⅲ4 Ⅳ4
14 24 34 44

音名表記

O=4
C4 D4 E4 F4
  • スケール・ディグリーで表記すれば簡単にキーを変えられそう
  • スケールディグリー表記は数字が2つ連続していて見づらくわかりづらい

Scale, Key, KeyPitch, Metre

音階、キー(調), 高さ, 拍子。

4/4拍子
Scale=Major
Key=C
KeyPitch=4
Metre=4/4
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ    Ⅰ2 Ⅰ2 Ⅱ2 Ⅱ2 Ⅲ2 Ⅲ2 Ⅳ2 Ⅳ2
1  2  3  4     12  12  22  22  32  32  42  42
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ    Ⅰ8 Ⅰ8 Ⅱ8 Ⅱ8 Ⅲ8 Ⅲ8 Ⅳ8 Ⅳ8
1  2  3  4     18  18  28  28  38  38  48  48
L=4
O=4
C D E F    C8 C8 D8 D8 E8 E8 F8 F8

オクターブ指定して長さの表記を簡略化。しかし設定値以外の長さを使うときは値を直接指定せねばならない。

基準値=4分音符、の半分として2を使ってみたが、全音符の場合は4倍にせねばならない。等分と等倍を使い分ける記号が必要になってしまうので却下すべきか。MMLはよく考えられている。

6/8拍子
Scale=Major
Key=C
KeyPitch=4
Metre=6/8
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
1 2 3 1 2 3
L=4
O=8.
C D E C D E

1つの音符の長さは8分付点音符。(1/8+1/16)

リズム(拍子)が視覚的に理解しやすいのはMetre=6/8のほうか。

Scale, Key, KeyPitch, Metre, Beart

Scale=Major
Key=C
KeyPitch=4
Metre=6/8
Beart=SwwSww
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
1  2  3  1  2  3
L=4
O=8.
C D E C D E

Beart=SwwSwwで拍(音の強弱)を指定できる。

CDEFGABをスケールディグリーとして表記する

Scale=Major
Key=C
KeyPitch=4
Metre=6/8
Beart=SwwSww
C D E C D E
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
1  2  3  1  2  3

キーを変えるときはKey=Aのようにする。

単にCを1, Dを2のように読み取るようにするだけ。もし音の長さを指定することになっても、数字が2つ続かない。

Scale=Major
Key=G
KeyPitch=4
Metre=4/4
Beart=SwMw
C D E8 F8 E8 F8
Ⅰ Ⅱ Ⅲ8 Ⅳ8 Ⅲ8 Ⅳ8
1 2 38 48 38 48

Key=Gなので、CGになる。他の音もScaleとKeyに応じた値として再生される。

所感

MMLの規格が古すぎ&デバイス固有なので情報が少ない。メモ帳だけで書ける強みは健在だと思うのだが。

  • エディタが軽量なので動作が軽快(低スペックPCでも作曲&再生できる)
  • 文字で表現するので楽譜が読めなくてもOK(音楽理論MML記法の知識は必要)

どのみち、音楽の知識が必要なのがつらい。MML, MIDI, 楽譜, ピアノロールなど各種視覚情報に相互変換できたら少しは理解しやすくなりそう。