Calc テーブルコントロール
Baseで作成したデータソースを元にしてGrid形式のUIを作成する。レコードの挿入・削除ができる。
成果物
前提
保存パスは作業用ディレクトリ配下である。
手順
1. Baseでデータソースを作成する(DB・テーブル)
1-1. DBファイル作成
LibreOffice Base
を起動する新規データベースの作成
のHSQLDB(埋め込み)
を選ぶ次へ
ボタンをクリックするはい、登録します
を選ぶデータベースを開いて編集します
にチェックする完了
ボタンをクリックする名前を付けて保存
ダイアログにて任意ファイル名を入力する:MyDb
ちなみに、Calcからも以下でデータソースを作成・登録できるかもしれない。
- メニュー→
ツール
→オプション
- ツリーから
LibreOffice Base
→データベース
を選ぶ
1-2. テーブル作成
タスク
のデザイン表示でテーブルを作成
をクリックするフィールド名
にName
,Created
と入力するフィールドタイプ
からテキスト[VARCHAR]
,日付[DATE]
を選ぶCtrl
+S
キーで保存しようとするテーブル名
にMyTable
を入力するOK
ボタンをクリックするプライマリキーを作成しますか?
ダイアログではい
ボタンをクリックするID
,整数[INTEGER]
行が追加されるALT
+F4
でダイアログを閉じるテーブル
にMyTable
が現れる
1-3. レコード作成
テーブル
に現れたMyTable
をダブルクリックするテーブルデータビュー
ダイアログが表示されるID
,Name
,Created
にそれぞれ0
,AAA
,2000-01-01
を入力するCtrl
+S
キー押下して保存するALT
+F4
でダイアログを閉じる
1-4. Base保存
Ctrl
+S
キー押下して保存するALT
+F4
でダイアログを閉じる
2. Calcでテーブルコントロールを作成する
LibreOffice Calc
を起動する- メニュー→
挿入
→フォームコントロール
→テーブル・コントロール
- UIの表示領域をドラッグ&ドロップで指定する
テーブル構成要素ウィザード
が表示されるデータソース
からMyDb
を選ぶテーブル/クエリー
からMyTable
を選ぶ次へ
ボタンをクリックする=>>
ボタンをクリックする完了
ボタンをクリックする
3. Calcのテーブルコントロールでレコードを挿入してみる
フォームコントロール
ツールバーのデザインモード
をクリックしてOFFにする列名
や既存レコードが表示される- 最終行をクリックする
1
,BBB
,2000-01-02
を入力するCtrl
+S
キーを押下する名前を付けて保存
ダイアログにてMyDb
を入力して保存する
4. Baseのデータソースで変更されたか確認する
LibreOffice Base
を起動する既存のデータベースファイルを開く
を選ぶMyDb
を選ぶ完了
ボタンをクリックするデータベース
のテーブル
をクリックするテーブル
のMyTable
をダブルクリックするテーブルデータビュー
ダイアログが開く- Calcで入力したデータが挿入されていることを確認する
所感
面倒。Baseと連携せねばならない。Calc単独では不可能。
対象環境
- Raspbierry pi 4 Model B
- Raspberry Pi OS buster 10.0 2020-08-20 ※
- bash 5.0.3(1)-release
- LibreOffice 6.1.5.2 ※ ※ Help
$ uname -a Linux raspberrypi 5.4.51-v7l+ #1333 SMP Mon Aug 10 16:51:40 BST 2020 armv7l GNU/Linux