環境を改善してみる第四弾。コンソール編2。
対象環境
- Windows XP SP3
前回まで
minttyが日本語入力できなくて残念だった。
今回
ConEmuならcmd.exeでUTF-8が入出力できるようになる。
コンソール | 文字コード | コピペ | 半透明 | 日本語入力 |
---|---|---|---|---|
cmd.exe | CP932 | 右クリック→貼り付け | × | Shift-JIS |
sh.exe | CP932 | タイトルバー→編集→貼り付け | × | Shift-JIS |
mintty.exe | UTF-8 | 右クリック→貼り付け | ○ | × |
ConEmu.exe | UTF-8 | 右クリック | ○ | ‐ |
ConEmu
こちらを参考にさせていただいた。
ConEmuはコンソールのエミュレータらしい。他のコンソールを起動して自由に配置できるとか。
cmd.exe, msys, GitBash, PowerShell, などたくさんのコンソールがあるが、それぞれ起動してタブにまとめることができる。
ダウンロード
こちらを参考にした。
先駆者様がいらっしゃるから書かなくていいや、と思ってしまうほど親切丁寧。
設定
- タイトルバーを右クリックする
- メニューから
Settings
を選択する
Main
- 左のTreeから
Main
を選択する Anti-ariasing
からClear Type
を選択するフォントはお好みで。今回は以前設定したRicty Diminishedにした。
Font charset
はANSI
。日本語WindowsではCP932(Shift-JIS)になると思われる。UTF-8
がなかったからこれでいい。(chcp 65001
というコマンドでUTF-8
にする。詳しくは後述)
cmd.exe /k "cd C:\root" & chcp 65001
Tasks
- 左のTreeから
Start up
/Tasks
を選択する 1 {cmd}
を選択する- {cmd}の順序が1でなければ
Up
ボタンを押下して1にする - テキストエリアに
cmd.exe /k "chcp 65001"
を入力する
テキストエリアは起動引数なので、任意に変更可能。たとえばカレントディレクトリを設定したいならcmd.exe /k "cd C:\root" & chcp 65001
のようにするといい。
Start up
- 左のTreeから
Start up
を選択する Specified named task
のコンボボックスから{cmd}を選択する
これで指定した{cmd}が最初に起動するようになった。
Transparency
- 左のTreeから
Features
/Transparency
を選択する Alpha Transparency
のActive Window Transparency
にチェックする- トラックバーで任意に透過率を指定する
これでConEmuが半透明になる。
起動
設定した{cmd}
を起動する。
色々起動してみた。
問題点
バッチファイルが動かない
バッチファイルのパスを指定してEnterキー押下しても動作しない。何も表示されなかった…。call
コマンドで呼び出してもダメだった。
utf8.bat, sjis.bat
:: batファイルでUTF-8で日本語が使えるか試してみる。
echo batファイルでUTF-8で日本語が使えるか試してみる。
pause
ascii.bat
echo this is a Butch file.
pause
バッチファイルまでUTF-8対応はしないと思っていたけど、動作しないとは…。使えない。バッチなんて使いたくもないのだが、それでも使わねばならない場合もある。
ショートカットキーが特殊で使いづらい
アプリケーションの終了がAlt+F4
でなくWin+F4
など、Winキーを使ったものになっている。
Winキーを使っているのが多い。XMLファイルで設定をエクスポートできたので見てみた。
が、肝心のキーコード部分が16進数値になっている(data
属性値がキーバインドと思われる)。
一括で修正できるかと思ったが、面倒そう。情弱な私には使いこなせない。
使い込み
こちらが参考になりそうだが上級すぎてついていけない。AutoHotkeyとか。他にもあるようだが今はいいか。
所感
次はnyagosを導入してみる。