Arduinoはオープンソース・ハードウェアである
超小型コンピュータなのはわかったけど、ノートPCは電子工作できないよね? 何が違うの?
前回
ArduinoとはICチップに詰め込んだ超小型コンピュータであるとわかった。
情報源
Arduinoはオープンソース・ハードウェアである
Arduino はスタンドアローン型のインタラクティブデバイス開発だけでなく、ホストコンピュータ上のソフトウェア(例えば、Adobe Flash、Processing、Max/MSP、Pure Data、SuperCollider)で制御することもできるワンボードマイコンの一種。オープンソースハードウェアであり、ハードウェア設計情報のEAGLEファイルは無料で公開されている。組み立て済みの基板を購入することもできるほか、誰でも自分の手で Arduino を組み立てることができる。Arduino が「オープンソースハードウェアという概念を広めるきっかけとなった」と評価する声もある[1]。
オープンソース・ハードウェアとは?
オープンソースハードウェア(英: Open source hardware)とは、フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアと同じ形態で設計されるコンピュータや電子機器を指す。類似の用語としてオープン設計があるが、オープン設計は単にデファクトスタンダードに準拠した設計を指す場合もある。オープンソースハードウェアの例としては、シンピュータプロジェクトがある。
ようするに共通の、しかも公開されたハードウェア設計のこと、だと思う。
ハードウェアは製造コストがかかるため、オープンソースのソフトウェアの定義がそのまま適用できるわけではない。オープンソースハードウェアは、フリー/オープンソースのソフトウェアを使ったハードウェアを指す場合と、ハードウェアの概要・設計・実装などの情報をフリーなライセンスで提供することを指す場合がある。いずれにしても、ハードウェアの設計や基板上の部品配置などの情報が含まれる。
たぶん主に後者。電子回路などのハードウェアを構成する情報を公開することだろう。ライセンスにおいても金銭との交換を必要条件としない。世界中で誰でもその情報を流用して開発・設計・製造・改造・修理などができるようにして開発を促進するような考えなんでない? 知らんけど。
一般製品はクローズド・ソース
一般的な製品はクローズド・ソース。顧客を囲い込むためにハードウェアの仕様を非公開にしている。これにより製造・交換部品・修理(メンテナンス)などは自分たちしかできないため、独占して利益を得られるという仕組み。競争相手もいないので価格も釣り上げ放題。
何が違う? どう変わる?
クローズからオープンになることで、利益の視点が個人や企業の金銭から、人類社会全体の発展になる。より良いものが生まれやすい環境になる。それを元に、さらにより良いものが……という正の循環。その過程で自分も良いものが手に入る。それこそが利益とする考え方? それが嬉しいから自分もオープンソースに加担する? そして人類は発展する?
もっと身近に考えれば、自分で購入した製品を、自分の思い通りにできるようになる。修理はもちろん、改造も。設備を整えればArduino基板自体を作れる。
オープンソースって素晴らしい!
Eagleファイル
日本語のページがない……。翻訳して概要を読み取ってみるか。
Eagleは基板を作成するためのGUIアプリのひとつらしい。基板の回路図をつくるエディタがある。Eagleファイルとして出力する。
基板作成業者によってEagleファイルから基板を作成できるらしい。
今は利権関係であれこれあって使いづらくなり、別のアプリに以降している人が続出とか。
基板は自分でも作れるらしい
レーザープリンタとかアイロンとか諸々必要だけど。すごいなぁー超楽しそう。
まずはブレッドボードでやってみるのが先だけど。
ライセンス
オープンハードウェアとオープンソース
Arduino のハードウェア設計は Creative Commons Attribution Share-Alike 2.5 ライセンスで提供されており、Arduino のWebサイトで入手可能である。レイアウトなどの情報もいくつかのバージョンのものが公開されている[9]。統合開発環境のソースコードと基板上のライブラリはGPL v2ライセンスで提供されている[10]。
ハードウェアのライセンス
CC BY-SA 2.5
というライセンス。複製、再配布、改変、営利目的で使える。ただし次を守る場合に限る。
- 表示
- 適切なクレジット表示
- リンクを貼る
- 変更があればその旨を示す
- 継承
- これと同じライセンスで配布すること
仕様
で? 肝心の仕様はどこで公開されてるの?
Arduino UNO
PDFファイルにハードウェアの仕様がある。たぶんこれを見ながら電子工作するんだろう。
どうしよう、さっぱりわからん。
電子工作=オープンソース・ハードウェア
エンドユーザが電子工作をするなら、大本のハードウェア仕様を公開してくれないと工作のしようがない。だから電子工作を目的とした商品はハードウェアの仕様を公開しているはず。
読めないと工作できない
つまり公開されたハードウェア仕様を読み取ることができねば電子工作などできはしない。音符の読めないやつにピアノは弾けない。空気の読めないやつに社会生活は営めない。
読めない私はどうすればいいの?
大丈夫大丈夫、それ自体を読み取れなくても、結果的にうまくいくポーズを模倣すれば問題ない。中身が伴わなくても外側さえ取り繕えばOK。嬉しくも感謝もなくたってとりあえず上辺の笑顔さえ浮かべていれば許されるのと一緒。笑って誤魔化す作戦。少なくとも最初は形から入ればいいんだよ。知らんけど。