オートフィルは、一定のパターンに従って連続データを自動的に生成する機能である。
成果物
情報源
手順
1. オートフィルを使ってみる
- セル
A1
に0
を入力する - セル
A1
にフォーカスする - 右下の角(フィルハンドル)をセル
A11
までドラッグ&ドロップする - 自動的に
1
〜10
のデータが入力される
なお、同じ値を入力したいときは、Ctrl
キーを押下しながらドラッグする。
2. 隣接する行と同数だけオートフィルする
- セル
A1
〜A11
に0
〜10
の連続データを作成しておく - セル
B1
に0
を入力する - セル
B1
の右下角(フィルハンドル)をダブルクリックする - セル
B2
〜B11
に1
〜10
のデータが入力される
3. A
〜Z
をオートフィルする
3-1. ユーザ定義リストを作る
- メニュー→
ツール
→オプション
LibreOffice Calc
→順序リスト
新規作成
ボタンをクリックする- 端末を起動して
echo {A..Z} | tr ' ' ',' | xsel -bi
を実行するA,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,P,Q,R,S,T,U,V,W,X,Y,Z
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m,n,o,p,q,r,s,t,u,v,w,x,y,z
- Calcに戻り
Ctrl
+V
でペーストする OK
ボタンをクリックする
3-2. オートフィルを使う
- セル
B1
にA
を入力する - セル
B1
にフォーカスする - 右下の角(フィルハンドル)をセル
A26
までドラッグ&ドロップする - 自動的に
B
〜Z
のデータが入力される
4. 連続値の入力
- セル
A1
〜A10
を範囲選択する - メニュー→
シート
→セルのフィル
→連続データの作成
方向
は下
、連続データの種類
は足し算
、開始値は100
、増分値
は5
OK
ボタンをクリックする- セル
A1
〜A10
に100
,105
,110
,...145
の連続データが入力される
ユーザ定義する連続値にはどんな種類があるか?
思いつくのは以下。
- 整数値(0,1,2,...)
- 曜日(日,月,火,...,土)
- 月(1月,2月,...12月)
- アルファベット(
A
,B
,C
,...Z
) - アルファベット(
a
,b
,c
,...z
) - ひらがな(
あ
,い
,う
,...ん
) - カタカナ(
ア
,イ
,ウ
,...ン
) - 漢数字(
零
,一
,二
,三
...) - 大字(
壱
,弐
,参
...) - ローマ数字(
I
,II
,III
,IV
,V
,VI
,...X
) - 国際単位系(SI)(
K
,M
,G
,T
,...) - 日本の単位接頭語(
一
,十
,百
,...)
紛らわしい用語
オートなんたらってのが多すぎる。
オートなんたら | 概要 |
---|---|
オートフォーマット | 表っぽく書式設定する |
オートインプット | 1-1 と入力すると1月1日 になる |
オートコレクトオプション | :_2: と入力すると₂ になる |
オートフィル | 連続データを入力する |
所感
アルファベットの連続入力くらいはデフォルトで欲しかった。テストデータ作成とかで使いそうだし。
対象環境
- Raspbierry pi 4 Model B
- Raspberry Pi OS buster 10.0 2020-08-20 ※
- bash 5.0.3(1)-release
- LibreOffice 6.1.5.2 ※ ※ Help
$ uname -a Linux raspberrypi 5.4.51-v7l+ #1333 SMP Mon Aug 10 16:51:40 BST 2020 armv7l GNU/Linux