やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

インターネット回線について調べた

 インターネットにまつわる環境、サービス、事業について。

WEB

 WEBはインターネットによって実現している。ネットで接続されたマシン同士がデータ通信することでテキストや画像、動画などを閲覧できる。

インターネット

回線

 インターネットは世界中にあるコンピュータを回線で接続したものだ。

 海底にケーブルを設置しているため、海を超えて他の大陸にあるコンピュータとも接続できている。最近はスマホで無線による接続が主流だが、それができるのは無線局が中継してくれるおかげだ。ケータイは無線局から3〜5キロメートル以内でないと圏外になると思われる。

 私たちがネット接続するときは、固定回線か無線のどちらかである。

固定回線

 自宅やマンションに固定回線をひきこむことで実現する。回線事業者やISPと契約する必要がある。たとえばNTTに依頼して光回線を家にひきこむ工事をしてもらう。その光回線をつうじてデータ通信することでネット接続を実現している。さらに世界中のマシンに接続するためには中継地点となるサーバにアクセスする必要がある。そのサービスを提供しているのがISPと呼ばれる事業者だ。彼らとも契約する必要がある。

 自宅に短距離の無線Wi-Fiを構築するのが一般的。ルータから10メートル以内ならネットに無線接続できる。

 ルータとコンピュータをLANケーブルで有線接続することもある。通信速度が最高になる。

無線

 外出先でケータイを使いネットに接続する。無線局と電波で通信することでネット接続を実現する。おもに無線局をもつキャリアと契約することで利用できる。ほかにもキャリアの無線局を利用した格安SIMサービスもある。

通称 概要
MNO Mobile Network Operator 移動体通信事業者 キャリア ケータイなどの移動体回線網を自社で保有し、直接自社ブランドで通信サービスを提供する事業者
MVNO Mobile Virtual Network Operator 仮想移動体通信事業 格安SIMサービス MNOの提供する移動通信サービスを利用して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者。無線局を自ら開設・運用していない。
MVNE Mobile Virtual Network Enabler 仮想移動体サービス提供者 MVNO事業構築を支援する事業者

MNO(キャリア)

 現在はスマホが普及し、無線によるネット接続が一般的だろう。AUやドコモなどの大手キャリアに代表される事業者と契約し、月額費を支払うことで、出先でもネット接続できる。固定回線とくらべて移動先でもネット接続できることが最大のウリ。ただし通信が不安定だったり、通信速度が遅かったり、通信量に制限があったり、料金が高額だったりする。

 また、自社のデバイスしか使えないようSIMに細工してある。日本のケータイがガラパゴスだと世界から揶揄される所以だ。キャリアが利益を独占したいせいで、ユーザは不利益を被っている。格安スマホが台頭した理由でもある。

 2020年あたりから日本政府によりテコ入れがあった。2年縛りなど独占支配する状況に変化が出てきたが、あの手この手でごまかそうとしている印象は拭えない。さらに菅義偉が首相だったとき、その長男にNTTが接待したとかでドコモの施策にも影響があったのではとニュースになった。

MVNO格安SIMサービス)

 イオン・モバイルなど、いわゆる格安スマホが台頭してきた。これはキャリアの対抗馬である。いままでキャリアは2年契約縛りやシムなど不当に独占する体制を築いてきた。これにテコ入れが入り、どのキャリアでも使えるスマホや、キャリアの回線を間借りすることでコストを抑えるなどの手法により、キャリア契約よりも安く無線ネット接続できるようになった。

FON

 じつは世界ではFONという、有志たちがつくるネットワーク環境があるのだが、日本ではあまり普及していない。その理由はキャリアによる独裁や、国による利権の独占があるせい。電波法などにそれがあらわれている。これにより日本は世界からもネットのインフラ整備が遅れていると批判されている。

 政府は海外客を引き込んで金儲けしたくて宿泊税など、安易に金をとろうとすることはすぐに実行するし、禁止して罰則をあたえて搾取しようとはするものの、生産的で建設的なことに関しては後ろ向きである。

 公衆無線Wi-Fiも安全性がない。怖くてとても使えない。企業が提供するものがあるが使用時間15分などの制限もある。
 日本は技術力が弱い。電子マネー7payがセキュリティ・ホールだらけであっという間にサービス終了となったニュースは印象的だった。
 日本で自由にコストなく安全に無線ネットが使えるようになる時代は、永久にやってこないのではないだろうか。

所感

 ネットワーク環境も複雑になってきた。公衆無線Wi-Fiイントラネットもあるが割愛。

対象環境