やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

Web3.0について調べてみた

 Web3.0とは、一言でいうとWEBの民営化である。

 私たちはネットを介して国やGAFAなどの企業から支配されている。検閲により情報を得られなかったり、プロパガンダに踊らされたり、個人情報が密売されたり。世界中で社会問題になっている。そんな中、権威者たちから身を守り、自由につながる世界をつくろうとする機運が高まりつつある。それがWeb3.0だ。

時代の遷移

Web 概要
1.0 2000年前後。自前でHTMLを書いていた。双方向コミュニケーションはメールやBBS(掲示板)くらいしかなかった。
2.0 2010年前後。TwitterなどのSNSが登場し、HTMLを書くことなく情報発信ができるようになった。国から検閲されたり、GAFAなどのプラットフォーマーに支配され、社会問題になっている。
3.0 2021年〜。分散ネットワークとブロックチェーンにより個人間で改竄されず通信できる。国の検閲や企業の個人情報搾取から逃れつつ繋がれる民主的ネットワークである。

 Web?.0 とは、ネットの在り方が大きく様変わりしたとき、それをバージョン値で表現したものである。これまでの軌跡はつぎのとおり。

Web3.0

問題提起

 2022年3月現在、私たちはGAFAに代表される企業らによって不当に情報や自由、権利が奪われている。たとえば国による検閲や、企業による個人情報の密売、データ改竄などだ。ニュースでも知られているとおり、中国はコロナ感染状況を確認できないようネット検閲したり、Facebookがトランプ陣営に情報を売って選挙に不当介入したり、Amazon楽天が販売業者に対して輸送費の負担を強要させたり、例をあげれば枚挙に暇がない。

 小さい問題では、Twitterが画面や機能を改悪したり、Googleが突然サービスを終了したり。企業の都合でユーザがふりまわされ、不利益を被る機会がふえてきた。

 そうした国や企業の支配から脱却し、自由で公平なインターネットをつくろうとするのがWeb3.0である。

技術

分散ネットワーク

 分散ネットワークとは、P2Pにより個人のマシン同士でつながるネットワークである。サーバが不要であり、一台でも目的のコンテンツを保持しているマシンがオンラインならデータ取得できる。

 今はまだC/Sによる中央集権ネットワークが主流である。サーバが必要であり、データはすべてサーバ所有者が管理する。そのためデータの独占支配が可能である。個人情報の密売などはされないであろうという性善説にもとづいているが、実際はニュースでご存知のとおり、さまざまな問題を起こしている。ハッキングされたら漏洩もする。集中管理しているため、その被害は甚大だ。

ブロックチェーン

 ブロックチェーンは、2つの当事者間の取引を効率的かつ検証可能で恒久的な方法で記録することができるオープンな分散型台帳である。複数のマシンで同じデータをもつことから、改竄されにくいとされている。

所感

 あまりにも情報量が多すぎる。一気に全容を把握するのは難しそう。少しずつ、ふんわりと、理解してゆくしかない。

 私はWeb1.0時代に手書きでHTMLを書いたり、AJAXなコードを書いたこともあるので、時代の遷移を多少イメージしやすいのだが。細かいことをいいだすと技術用語だけでも膨大になる。

 とりあえずWeb3.0は個人間通信がキモということで合っているはず。

 ビジネスでもB2CからC2Cにかわりつつある。ネットもそれと同じ流れになりつつある。仲介業者がいなくなれば皆ハッピー。とは限らないが、選択肢が増えるのはいいことだと思う。きっといずれ両方のおいしいどこどりみたいな形になってゆくのだろう。

対象環境