Markdownで電子本を作れるらしいので試してみた。
GitBook.com
一昔前に流行ったひとりWikiとかの用途にも使えそう。ただしプライベートにするのは有料っぽい。
手順
- GitBook.comにアクセスする
- アカウント作成する
- 画面に従って本を作成、編集、閲覧する
Webサイトが作成されたことを確認。これは使えそう。
以下、不満点。
- 英語……
- エディタの読込に約25秒かかる。遅すぎ!
- エディタの背景黒にできない。目が痛い!
- 本の構成やCSSが自由にできない
- 邪魔な要素を排除できない
- 検索、GitBook.comリンク等
- 邪魔な要素を排除できない
- 日本語を使うと狂う
- ページ数が表示されない
- ルビ記法が使えない(でんでんマークダウン)
ファイル化
以下、3ファイル形式でダウンロードできる。
- Mobi
- ePub
- 明朝体フォントに違和感がある
ePub
ブラウザでePubビューアをインストールする。
以下、不満点。
日本人で本と言えば縦書きでそれっぽく表示されることを期待するが、できないのか?
特徴
GitBook.comはブログと比べて何が違うか。
サーチエンジン対象外
GitBook.comで本を書いてもそのHTMLはサーチエンジンでキーワード検索されなくなる、と思う。
- 本や個別ページはネット検索されない(SEO的に不利)
少なくともHTMLに本文が書かれるブログよりは検索されにくいはず。
コメント欄なし
ブログにあるコメント欄がない。
SNS連携ボタンはある。ブログ、SNS、チャットのようなやり取りはできない。
著者が言いたいことを一方的に伝える形態。
使い分け
既存の文書形態はいくつかあるが、GitBook.comはどの用途で使えばいいか?
- ブログ
- スライド
- 電子本
今回試した限り、GitBook.comは上記のどれでもないという印象。用途がわからない。HTML, PDF, ePubに出力できる。それぞれまるで違う表示形態になるし、どれも見づらかった。「できる」というだけで最適化されていないから中途半端になっている感。
HTML形式が最もまともに見れた。以下に用途を考えてみたが、どれもしっくりこない。
本
名前のとおり、本のようなHTML文書を作れるかと期待。
しかし、ページ数が表示されない。これが地味にストレス。
- ページ数が表示されない
- 全体の分量と現在位置がわからない ※1
- 目次で解決!……できてない
- 目次の表示領域が大きい
- 本文の表示領域が小さい
- 目次の表示/非表示の切替数が増える ※2
- 閲覧時スクロール回数が増える ※3
- 読者のストレス マッハ ※
- 本文の表示領域が小さい
- 目次の表示領域が大きい
- 目次で解決!……できてない
- 全体の分量と現在位置がわからない ※1
取説
左側に目次があることから取説に使えるか。
しかし、文字数が少なすぎる。解像度1024*768のディスプレイで見ているから?
メモ書き
目次がツリー構造なので、アウトライン・プロセッサで乱雑なメモ書きに使えるか。
しかし、日本語の名付けに問題あるため不安。
印刷
PDFにできることから印刷物を作りやすいか。
しかし、エディタではPDF時のプレビューができない。
電子本
ePubにできることから専用ビューアで見やすくできるか。
しかし、エディタではePub時のプレビューができない。
所感
GitBook.comはWebブラウザだけで完結できる点が素晴らしい。
ただ、立ち位置が微妙。ブログ、スライド、ソースコード、ドキュメントなどのホスティングサービスに新たな選択肢が加わった?
開発環境
- インターネット接続環境
- Raspberry Pi 3 Model B
- 外部サービス
- GitBook.com
- メールアドレス
- GitBook.com