やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

お気に入りの靴下なんてない。穴が空いても履き続ける地球へのやさしさこそが紳士淑女の嗜みである

今週のお題「お気に入りの靴下」に答える。

本格的な冬が近づいてきました! 寒さが増してくる毎日ですが、足元から暖かくなるような、お気に入りの靴下を履いて出かけたいですね。そこで今週は「お気に入りの靴下」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「冬でも暖かい一足」「在宅勤務に欠かせないルームソックス」「サンタさんのために用意した大きな靴下」など、あなたの「お気に入りの靴下」にまつわる出来事を、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

あまりにニッチすぎるお題

 私は靴下なんて気にして生きたことは一度もない。

 今週のお題はむずかしすぎる。靴下って。たしかに夏と冬ではぜんぜん違うやつ履いているけども。死ぬほどどうでもいい。靴下でどうやって話を広げればいいかもわからない。話題になったのなんてルーズソックス以来知らない。もちろん履いたことないし。どうしよう。

 じゃあ靴下にまつわる疑問について考えてみるか。

靴下への疑問

  • なぜサンタは靴下にプレゼント入れるの?
  • なぜ穴があいた靴下をはくのは恥ずかしい?

なぜサンタは靴下にプレゼント入れるの?

 臭いじゃん。水虫うつりそうじゃん。嫌じゃん。

 そういう風習があるのは知っているけど、なぜそんな風習ができたかは知らないので調べた。

 聖ニコラウスの伝説が元ネタらしい。誰だよ。それはともかく以下のような話。

 ある貧しい家族が、長女を身売りして次女たちを結婚させようとした。それを知った聖ニコラウスは、その家族を助けるためにこっそりと窓から金貨を入れた袋を投げ込む。すると娘が暖炉の横に干していた靴下に入ったという。そのお金で娘たちは幸せに結婚できましたとさ。めでたしめでたし。

 この話が語り継がれ、サンタクロースのプレゼントは靴下に入れるものという風習になったらしい。ニコラウスとサンタクロースに何のつながりがあるのかはさっぱりわからんが、とにかくそうらしい。ふーん。へー。

 元々は靴下にカネを入れていたんだね。どうりで。昔から「プレゼント入れるには小さすぎね?」と思っていたんだ。靴下のびちゃうし、嫌がらせかよ。でもカネなら入るもんね。いらないものよりも商品券やアマゾンギフト券とかのほうがいいし、現金がベストだよね。世の中カネ。悲しい。伝説でさえ現実じみていて悲しい。

 女もカネで買うという現実の悍ましさよ。いつの時代も変わらない真実。性なる夜ってわけですか。現代でそんな話をしたら怖い人たちがすっとんで来るのでは? サンタより強盗やポリコレなどに侵入されて生活をめちゃくちゃにされて自殺に追い込まれそう。靴下よりも魔除け、いや人除けがほしい。靴下なんて探している場合じゃない。足元を掬われてしまう。

なぜサンタはプレゼントをくれるの?

 これも元ネタがあるようだ。

 古代ローマ時代、農耕の神を祭るサトゥルナリア祭というのがあったそうな。12月17日〜24日までの間、すべての人は働くことをやめて飲めや食えや踊れやのバカ騒ぎをして過ごし、贈りものをし合ったらしい。これがクリスマスプレゼントのはじまりだという。

 日本では師走(12月)といえば忙しいイメージ。業種をとわず繁忙期。元ネタとは真逆の状態になっている。貧乏暇なし。貧困まったなし。他国の風習さえ営利目的のために利用する強欲さ。なんと浅ましいことか。美しさの欠片もない。あーやだやだ。これだから日本は嫌いなんだ。穴が空いた靴下を履くよりも恥ずかしいことだよ。

なぜ穴があいた靴下をはくのは恥ずかしい?

 これ、よくわからない羞恥心。一体どこからくるのか考えてみた。

  • きゃっ、私の指先みないでエッチ!
  • 本来は隠された領域が見えてしまうことによって生じた疑似羞恥心
  • みんな穴なんて空いてないのに自分だけ……やだハブられちゃう!
  • 貧乏であることを悟られ、関わりたくないと思われハブられちゃう!
  • 「うわお前の靴下穴あいてんぞダッセーw」とイジられやり玉にあげられ晒され辱めを受ける屈辱

 頭で考えたら「べつにどうでもよくね?」と思うのだが、いざそのシチュエーションになったら体が反応して頬を染めてしまう。恥じらってしまう。そんな経験はないだろうか。

 すべては周囲に存在する他人のせいである。もし一人だったら一切気にしない。平気で穴あき靴下を履いていただろうに。監視社会、差別主義。そうした環境、思想が根本にあるせいで羞恥心が生み出されるのだ。少しでも人と違うところがあれば目ざとく見つけ出して排除するのが日本の文化である。ハブるために存在しなかった恥をわざわざ生み出していく陰湿さ。イジメが大好きな日本人のサガ。あー嫌だ嫌だ。

 だが、強靭な肉体と精神をみにつければ邪な他人どものハブり攻撃にも動じないひと角の人間になれるはずである。どんな口撃にもまけない論理武装と、どんな集団リンチにも負けないぼっち力を極限にまで高めたとき、私たちは一人の人間として自尊心をもち、最低限度の人権を尊重した生活を享受できるのだ。社会から自立、独立し、己の足で立つ。そのためには靴下など無用の長物。邪魔でしかない。素足で立てるようになるまでの補助輪的なものだ。いずれ靴下を卒業すべきなのである。穴あき靴下はその中間点だ。

 先っポに穴があるから何だというのか。恥じる理由がわからない。

 貧乏だと思われるであろうことから羞恥心がくるという人もいるようだが、私としては穴があいたくらいで捨ててしまうような人よりも、履きつづけて使い潰す人のほうが物を大切にする人だと思って好感がもてる。

 逆に、格好つけるために穴あき靴下をすてるやつはクズだ。お前個人が格好つけるためだけに資源をムダにするとか、同じ地球号にのっている一員として見過ごせない。お前のかっこつけのために地球環境の汚染が加速しているんだぞ? ふざけんな。もったいないだろ。履けや。すべての指先に穴があいても履き続けろや。嫌ならパッチあてて履き続けろや。

 なにが身だしなみだよ。マウントとる口実でしかない。文化や礼節なんで時代で変わる。この貧困時代においては穴あき靴下を履くのがトレンドなんだよ。カネもないくせに格好つけるとか、惨めでしかない。痛々しくみえるのは隠すからだ。そんなこともわからないなら、むしろお前らの目が節穴だよ。靴下に穴あけて出直してこい。

 もろ出しにしていけよ。丸出しでいこうぜ。もっと裸になれよ。俺たちの体に恥じるところなんて一片もないんだ。もっと自己肯定感もっていこうぜ。

 なにが靴下だ。なめんな。素足でいけ。隠すような恥ずかしい足なのか? 曝け出していけよ。「どうだい俺の足、いい形してるだろ?」くらい言ってみろよ。産まれたままの姿の自分こそが一番美しいんだよ!

 寒いのがどうした。毛を生やせ。これだから毛の抜け落ちた猿はダメなんだ。毛玉吐くくらいフサフサに生やせよ。新人類として生まれ変われよ。靴下なんかに負けるな! サンタにお前の体毛でつくった靴下を分けてやるくらいの与えてやる精神をもて! ギブ&ギブでギブアップさせてやれ! クレクレ厨を卒業してヤルヤル系になれ! クリスマスに裸で靴下履いてよさこいソーラン踊るくらいに熱くなれよ! お前の情熱で雪を溶かせ! 靴下を燃やせ! 裸足こそが最適解だ!