やってみる

アウトプットすべく己を導くためのブログ。その試行錯誤すらたれ流す。

働くことからの解放

 特別お題「フリーにはたらく」について答える。

概要

FREENANCE×はてなブログ 特別お題キャンペーン #フリーにはたらく

FREENANCE×はてなブログ 特別お題キャンペーン #フリーにはたらく
by GMOクリエイターズネットワーク株式会社「FREENANCE(フリーナンス)」

自分にとって「自由(フリー)な働き方」って何だろう?

自分にとって「自由(フリー)な働き方」って何だろう?

今の職場でもっと自由に働くための工夫や、フリーランスになったきっかけ、働く気持ちが自由になった瞬間など、どんなシチュエーションでもかまいません。 最優秀賞にはAmazonギフト券3万円分を贈呈! 投稿お待ちしております。

働き方が多様になりつつある昨今。副業(複業)や、テレワークをする人が身近に増えてきたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。中には、自分自身がこれまでと違う「働き方」を選択した or 選択したい、という方もいるかもしれません。

はてなブログでは今回、GMOクリエイターズネットワーク株式会社と共同で、フリーランス個人事業主を支えるお金と保険のサービス「FREENANCE(フリーナンス)」に関連する特別お題キャンペーンを実施。応募キーワードは……

#フリーにはたらく です。

時間や場所を選ばず「自由」に働く日々のこと、今の会社でもっと自由に働くための工夫。自分にフィットした働き方を目指す中で課題・不安に感じたことや、生活・お金との向き合い方の変化など、「自由(フリー)にはたらく」にまつわるエピソードを広く募集します。

また、フリーランス個人事業主)になったきっかけ、フリーランスになって感じたことなど、あなたにとっての「はたらく」ことであればどんなシチュエーションでもかまいません。過去の就業経験や、アルバイトの経験、家庭内でのタスクに関する投稿もOKです。

投稿者の中から1名様に、最優秀賞として3万円分のAmazonギフト券をプレゼント! 優秀賞として2名様に、1万円分のAmazonギフト券をプレゼントします。

 この特別お題はきっと依頼主企業の活動を活発化させるための広報戦略なのだろう。残念ながら私には依頼主の目的に沿った記事を書けそうにない。むしろ喧嘩を売るようなことしかできないだろう。もう「フリーにはたらく」という言葉からして矛盾と欺瞞しかない。最劣等賞をめざそう。

働くことからの解放

 私はかつてIT企業に務めていた。それがじつにブラックだった。フレックスタイムと謳っておきながら出社時間が決められていたり、残業を強いられたり、なのに残業代が出ない年俸制。ボーナスもない。週休二日性といいながら、月に二日間しか休みがなかった。朝9時から夜22〜24時まで毎日12〜14時間働かされた。そんな生活がたたり鬱になって働けなくなり会社をやめてひきこもりになった。いわゆるロスト・ジェネレーションを生み出した社会構造はまさに「労働」にある。

 「働かなければならない」という強迫観念に囚われ追い詰められた。働いているときは「辞めるわけにはいかない」という強迫観念があった。なにせ働かなければ金がもらえず生活できず食いっぱぐれて死ぬのだから。どんな劣悪な環境でも屈服せざるを得ない、きわめて弱い立場。なので死ぬほどの労働を強いられても、生きるために「逃げちゃダメだ」といいきかせていた。その結果、病気になり健康を害し、人生が台無しになった。今ではもう人が怖くて外にも出れない。

 仕事をやめてひきこもりになった後もなお「働くこと」に苛まれ苦しんだ。

 「働いていない俺ってクズでゴミでカスだよな。生きる価値ないわ」

 何度死のうと思ったかわからない。

 労働は義務である。社会もまたそれを強いてくる。そこに私の自由意志など存在することは許されない。こんな社会にいたら殺される。私は鬱になり10年間ひきこもって、ようやく「こんな社会や人なんかと関わりたくない」と素直に思えるようになってきた。

 フリーに働く? そのための工夫? 何いってんだ。もうだまされないぞ。

 人材派遣は奴隷商だ。非正規雇用の合法化にともなう人材の安価化によって、ますます貧困化が加速する。逆に経営者は儲かる。下ほど貧しく、上ほど儲かる。元締めの権力者だけがガンガン富を吸い上げる。借金をこさえるもそれを子孫たちに押し付ける国。それら悪行を合法化し効率化した体制がいまの日本社会である。こんな腐った社会のなかで働くということは、その腐った社会に加担するということだ。末端の者は働くほど貧しくなるシステムだというのに。

 なぜ「働くこと」を前提にしている? 一体それのどこがフリーなんだ? この腐りきった社会から決して逃れられない束縛の象徴。それが労働だ。

 権力者は法律を改悪し民を奴隷にすることで富を得ている。使い潰された者たちは貧しくなる一方。働き手もいなくなり、社会が成り立たなくなりつつある有様。それでもなお改善どころか改悪をつづける。こんな社会に加担してはいけない。こんな社会のなかで働き、今の社会を肯定してしまったら、私の命、健康、自由が奪われるばかりだ。

 人から何も強いられず自由になりたい。
 企業に縛られない生活がしたい。
 社会から強いられずに生きたい。
 政治に支配されない自分の人生を生きたい。

 労働からの解放。はたらくことをやめることだけが自由であることだ。