いつどこがどう変更されたか記録する。
成果物
前回
保護
ではヒューマンエラーを回避できない。ミスは予防でなく復元できることが好ましい。変更記録
が使えるのではないか?
情報源
まとめ
各セルを空白から以下の値に変更する。このとき変更記録の扱いを変えて各セルの結果を見比べてみた。
セル | 値 | 扱い | 結果 |
---|---|---|---|
A1 |
1 |
承認する | 確定する |
A2 |
2 |
破棄する | 空白に戻る |
A3 |
3 |
承認も破棄もしない | 赤枠で囲われる |
なお、その変更内容を一度でも承認または破棄すると、二度と元に戻せなくなる。それ以降は復元できない。
手順
1. 変更を記録する
- メニュー→
編集
→変更の追跡
→Record
2. 変更する
- セル
A1
に1
を入力する Enter
キーを押下する- セル
A2
に2
を入力する Enter
キーを押下する- セル
A3
に3
を入力する Enter
キーを押下する
3. 変更履歴を見る
- メニュー→
編集
→変更の追跡
→管理
- 変更が記録されていることを確認する
4. 変更を承認する
- メニュー→
編集
→変更の追跡
→管理
リスト
タブからセルA1
を空白から1
に変更した履歴を選ぶ適用
ボタンをクリックする
一度でも承認したら元に戻せない。それを以下で確認する。
- リストの
承認
をクリックして内容を展開する - セル
A1
を空白から1
に変更した履歴を選ぶ 適用
も非適用
もグレーアウトしてできない(一度でも承認したら元に戻せない)
5. 変更を破棄する
- メニュー→
編集
→変更の追跡
→管理
リスト
タブからセルA2
を空白から2
に変更した履歴を選ぶ非適用
ボタンをクリックする
一度でも破棄したら元に戻せない。それを以下で確認する。
- リストの
破棄
をクリックして内容を展開する - セル
A2
を空白から2
に変更した履歴を選ぶ 適用
も非適用
もグレーアウトしてできない(一度でも破棄したら元に戻せない)
6. セルを確認する
変更の管理
ダイアログの閉じる
ボタンをクリックする- セルの変更が未確定の箇所は赤枠で囲われる
セル | 値 | 扱い | 結果 |
---|---|---|---|
A1 |
1 |
承認する | 確定する |
A2 |
`` | 破棄する | 空白に戻る |
A3 |
3 |
承認も破棄もしない | 赤枠で囲われる |
結論
Calcの変更記録よりもgithubでリビジョン管理したほうがよい。
問題
変更記録には以下のような問題がある。
- 一度でも変更を承認・破棄したら元に戻せない
Record
するようメニュー操作せねば記録してくれない(記録し忘れは防げない)
機能ごとのミス対処法
機能 | ミス対処種別 |
---|---|
保護 | 予防 |
変更記録 | 一度きりの承認・破棄(以後は閲覧のみ) |
GitHub | 復元 |
所感
githubでリビジョン管理したほうがよい。
対象環境
- Raspbierry pi 4 Model B
- Raspberry Pi OS buster 10.0 2020-08-20 ※
- bash 5.0.3(1)-release
- LibreOffice 6.1.5.2 ※ ※ Help
$ uname -a Linux raspberrypi 5.4.51-v7l+ #1333 SMP Mon Aug 10 16:51:40 BST 2020 armv7l GNU/Linux