Calc odsのGitHubリビジョン管理について
可視性の問題がある。バイナリ形式のためdiffで差分確認できない。
前回
Calcの変更追跡よりもgithubでリビジョン管理したほうがよい。
機能 | ミス対処種別 |
---|---|
保護 | 予防 |
変更記録 | 一度きりの承認・破棄(以後は閲覧のみ) |
GitHub | 復元 |
問題
githubではバイナリデータのdiffがとれない。(どこが変更されたかひと目でわからない)
ファイル形式とdiff
ods
のようなバイナリ形式だと差分をdiff
で可視化できない。fods
形式なら可能。
ファイル形式 | diffによる可視化 |
---|---|
ods (binary) |
☓ |
fods (text(XML)) |
○ |
ods
はxmlをzip圧縮した形式である
じつはods
はxmlをzip圧縮した形式である。
- 任意
ods
ファイルをコピーする - 拡張子を
zip
に変更する unzip パス
で展開するcontent.xml
が内容である
xmlはテキスト形式なので可視化できる。だが、展開せねばならないため即時確認はできない。
XML
XMLのdiffをとったとして、見やすいとは思えない。
所感
LibreOffice Calc が gitと連携し、自動的にods
を展開して見やすい形に整形してdiff
できればいいのだが。そんな機能はない。
なかなか理想的なリビジョン管理は難しい。
可視化よりも復元できることのほうが重量なので、機能の優先順位はgithub
>変更記録
>保護
で変わりない。
対象環境
- Raspbierry pi 4 Model B
- Raspberry Pi OS buster 10.0 2020-08-20 ※
- bash 5.0.3(1)-release
- LibreOffice 6.1.5.2 ※ ※ Help
$ uname -a Linux raspberrypi 5.4.51-v7l+ #1333 SMP Mon Aug 10 16:51:40 BST 2020 armv7l GNU/Linux