奪いたいから。私たちは皆、他人から奪いたいから差別する。だから差別はなくならない。
森の女性蔑視でみえた差別
森の女性蔑視は差別である。差別こそが問題の本質だ。
なぜ差別はなくならないのか?
奪いたいから。人は差別することで奪う。奪うことで利益になる。利益をもとめるかぎり、差別はなくならない。人は利益をもとめつづけるから差別しつづける。
- 差別する
- 彼らから奪う
- 利益をえる
利益とは搾取である
人が利益をえるときはいつだ? それは人から奪ったときだ。
もし自分で生産したら、それは等価交換だ。労力に見合った結果が返ってくる。結果が伴わなければ、それは求めた結果をえるにふさわしくない行動だったということだ。物理法則にしたがって自らの行動を正していくことで解決する。
生産する行為は損失だ。行動し事実確認していくことで最適解をみつけてゆく。私たち人類はそうして成長してきた。そこには多大な労力がかかっている。そのコストは損失だ。
寄生は得だ。私たちは過去の偉人たちの苦労をあじわうことなく、その恩恵にあずかって楽している。苦労しなかった分だけ得しているのだ。
人から奪ったとき利益になる。労せず益だけを得るから利益になるのだ。もし自分で労力をかけてしまったら等価交換にすぎない。だから労力は他人に負わせる。そしてその成果だけを奪う。これにて利益となる。利益をえることは搾取することである。
利益は差別することで生まれる
利益とは、差別することで生まれるものだ。
もし差別せず対等だったら等価交換だ。利益は生まれない。自分のことは自分でやる。自分でやった分だけ自分の成果になる。等価交換だ。プラマイゼロ。損も得もない。利益は得られない。
もし差別したら利益が生じる。大衆に働かせ、税を収めさせて不労所得をえる。多くの者は損をするが、一部の者だけは大儲けできる。奪う者=得する者である。差別するから利益が生まれる。
生き方 | 成果 |
---|---|
自ら生産する | 利益ではなく等価交換でしかない。奪われたら損失でしかない。 |
他人から奪う | 自ら生産せず楽した分だけ利益になる |
他人に奪われる | 自ら生産して苦労した分だけ損失になる |
生き方 | 立場 | 職業 | 関係 | 異世界 |
---|---|---|---|---|
自ら生産する | 科学者 | 生産者 | 自活者 | 魔王 |
他人から奪う | 政治家 | 盗賊 | 侵略者 | 勇者 |
他人に奪われる | 弱者 | 敗者 | 死者 | 村人 |
差別して利益をうむカースト社会
順 | 奪う | 奪われる | 生き方 | 地位 | 数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ☓ | 他人から奪う | 特権階級 | 1百 |
2 | ○ | ○ | 上級国民 | 1万 | |
3 | ☓ | ☓ | 自ら生産する | 仙人 | 0 |
4 | ☓ | ○ | 他人に奪われる | 下級国民 | 1億 |
得する生き方は? ズバリ、他人から奪うのがもっとも得をする生き方だ。
私たちは普段4番である。生まれたときから国によって義務を負わされているのだから。一方的に搾取される立場なのだ。
私たちは2番をめざせる。社会に出て他人から奪いとることで2番に属することができる。社会とは他人から奪いとる場だ。いかに他人から奪うかによって1番に近づける。この欲望を原動力にしているのが現代のグローバル経済社会だ。しかし虚構である。
2番の領域で生きているのは上級国民だ。警察官や芸能人など、法律で裁かれない特権階級である。私たちでも目指せるとはいっても、実際ほとんどの人が脱落する。当然だ。カーストを維持するには大量の奴隷に貢がせる必要がある。夢だけみせてカーストを正当化するが、それをするのは上位者か差別主義者だろう。
私たちは暗に3番の選択肢を奪われている。搾取したい権力者にとっては独立されると不都合だ。なにせ奪えなくなってしまう。だから奪えるよう社会に依存させるべく画策する。自活されて優秀な人材になられたら搾取できずに困る。だから人を育てない。やがて国にはバカな無能しかいなくなる。
カースト社会にはバカしかいない
競争社会は欲という原動力によって成長すると言われている。しかし本当だろうか?
むしろ欲によって堕落しているのが実態だろう。
- 他人に丸投げする無能しかない
- 自活できる人間がいない
バカ=搾取しかできない=差別しつづける
バカは自分ではなにもできない。搾取することでしか生きていけない。ではどうやって搾取する? そうだ、差別して弱者をつくりだすことで彼らから搾取しよう! かくして差別はつづくのである。
差別をなくすには?
次回。